私の方がITに強いので、夫のiPhoneの機種変更の作業を代わりにやっていました。
iPhone6sからお下がりのiPhone XRへiTunesを利用して移行しようとしたところ、不運が重なりバックアプデータからの復元ができないなどの面倒くさいことになったので、忘れないうちにメモしておこうと思います。
iTunesを使った
環境を丸々移行したかったので、Windows10のiTunesを使ってバックアップ→復元の手順でやることにしました。
でも調べたところiTunesやiCloudでバックアップを取って移行するのは、時間がかかりすぎたり失敗したりすることがあるようです。
…っていうか失敗しました。(失敗したので調べた)
アップデートに失敗した
お下がりのiPhoneだったので、
「iOSのバージョンが古すぎるため復元できません。アップデートしてください。」
と表示されました。
古すぎるのは6sの方と思ってしまったので、そのままiTunesでバックアップを作成してアップデート。
…が、途中で接続が切れてしまったか、エラーが出たかしてフリーズ、アップデートはできず。
その後はいわゆる”りんごループ”というアップルのロゴから進まなくなる現象に。
そして勝手にリカバリモードになり、PCに繋げというマークが表示されました。
iTunesにつなぐと”データを残したままアップデートをやり直す”か”工場出荷時に戻す(初期化)”のどちらかを選べ!と言われたのでもちろん前者を選択。
…が、やっぱりアップデートが途中で止まり、リカバリモードのループ。
パソコンを変えてみた
他のパソコンなら最後までアップデートできるかもしれないと思ったので、パソコンを変えてiTunesに繋いでアップデートボタンを押しました。
「アップデートに失敗した場合工場出荷状態にします」
というダイアログが表示され、バックアップ取ってるからOKと先に進めたところ…
無事初期化されました☆
バックアップから復元
初期化されても先程ちゃんとバックアップを取ったので、それを復元すればすべて解決。
というわけで復元を始めたのですが、何時間待っても同じところで止まって時間が増え続けて行き終わらない。
ググる
他にも同じようなことになった人がいるはずと思って検索。
“iTunes 復元 終わらない”とか”iTunes 復元 時間増える” とかでひたすら検索します。
Google以外にもTwitterとかで検索しました。
そこでわかったのは
- iTunesからの復元はめちゃくちゃ時間かかることがよくある
- あまりに長過ぎる場合、データが破損している可能性がある
ということ。
破損は困る…。
ついでに”Lightningケーブルを新しくしたら早く終わった”・”macの方が早く終る”という怪情報も。
3日くらいかけて長時間待ったり何度もやり直したりしたのですが、必ず途中で止まってしまい復元できず。
ググって出てくる情報も同じものばかり。
もうココまで来ると諦めるしかない…。
諦めて新規設定する
幸いにも重要データはiCloudを利用していたし、メールもGmailなので、アプリを入れ直して再ログインすればなんとかなる範囲だと思われます。
LINEのトークルームは念の為直前にバックアップしていたし、写真もGoogleフォトを入れているので問題ないはず。
クラウド化便利ですねぇ(フラグ)
簡単には復旧できなかった
いざGoogleフォトを入れて確認したところ、写真が1年前までしかない。
フォトストリームも設定されていない。
LINEも電話番号が昔のデータ用SIMのままで現在は所有していない番号のためログインできません。
AppleやFacebookと連携してもいない。
これiPhone紛失したりしたらどう仕様もなかったやつじゃん…。
私悪くない気がしてきたぞ!
他のは「入れ直してログインしなおせばいいよ」と軽かったのですが、写真とLINEの消失の可能性に関してはものすごく嫌な顔されました。
なんか紛失対策してなかったほうが悪い気がしてきました。
LINEの引き継ぎ
今回の場合は
- メールアドレスとパスワード設定済み
- 電話番号は古いものでコードが受信できない
という状況。
LINEの公式ヘルプによると
以下のすべてにあてはまる場合はLINEのアカウントを引き継ぐことができません。
LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
・すでに以前のスマホが全く使えない。(LINEもSMSも受け取れない)
・普段PCでLINEを利用することはない
※一部お問い合わせを通して引き継ぎをサポートすることができる場合があります。上記二点に当てはまる場合は、まずはお問い合わせください。
とのことで、お問い合わせをするしかないようです。
SMSの受け取りができない場合、お問い合わせでなんとかしてもらうには
- 現在も使用可能なメールアドレスとパスワードの登録
- Apple IDとの連携
- Facebookとの連携
このどれかに当てはまる必要があるようです。
調査を行うには、以下どちらかの状況を満たしている必要がありますので、予めご了承ください。
お問い合わせ│LINE(ライン)
・引き継ぎたいLINEにメールアドレスを登録していて、そのメールアドレスが使える(送受信できる)
・引き継ぎたいLINEにFacebook/Apple IDを登録していて、そのFacebook/Apple IDが使える
今回はメールアドレスが登録してあったので、お問い合わせに望みをかけます。
写真の復旧
iTunesでバックをアップを作成してあったので、そのバックアップデータから写真を取り出します。
EaseUS MobiSaverというソフトを利用すると、バックアップデータを解析して取り出せるようです。
EaseUSはファイル復元やディスク関連のソフトを多数出していて実績もあるので、
EaseUS MobiSaverは無料版でもデータのスキャンができて復旧可能かどうかはわかるので、復元したいデータが取り出せるかまず無料版でチェック。
データ破損かと思われましたが、テータの取り出しはちゃんとできるようです。
無料版だと1度に復元できるのは写真などのメディアは1件、連絡先やメモは5件までと大幅に制限がかかっているので、全部を取り出したい私のような人はおとなしくお金を払いましょう…。
払いました。勉強代です。
実際にちゃんとデータが取り出せました。
mac用もあります。
そして復活したiPhone
設定がすべて終わったという意味ではなく、もう戻せないと思っていたバックアップデータのiPhoneへの復元に成功したのです。
この記事を書きながら、諦めきれずに「iPhone 復元 40時間」とかで検索したんですよ。
そしたら日記的なブログに”1日経っても全然進まなかったけど、CPUのリソース食ってたクラウド用の常駐ソフト停止したら即終わった“というのを見つけたんです。
閉じちゃってどこのブログか失念しちゃったんですけど…。
試しにPCに常駐しているソフトを可能な範囲で終了し、クラウドは一時的に停止してやってみたら…
なんと復元ちゃんと終わりました。
写真復旧に使ったソフト代が…
CPU使用率は高くて20%程度だったので大丈夫かと思ったんですけど、想像以上にリソース食ってたみたいですね。
クラウド同期用にOneDrive・Dropbox・GoogleDrive(2アカウント分)・AmazonPhoto・iCloudと常駐してますし、ソフト更新や連絡ツールとしてAdobeCC・Steam・Discord、その他周辺機器用の専用ソフトも多数動いてます。
このあたりをすべて一時停止したり終了したりしたら10分程度で終わったのです。
でも、こうなるとmacの方が早いという怪情報は本当にありそうな気がしてきた…。
純正ならCPU最適化してそうだもん。
【大前提】バックアップはこまめに
とにかくバックアップはこまめに取りましょうね!!
あと、分散したり多重バックアップしたりしましょう!!
あとLINEはちゃんと電話番号変わったら直しましょう。連携ID認証しましょう。メールアドレスとパスワードはGmailとかの消えなくてどこでも見られるものにしましょう。
写真も消えて困るならクラウドやパソコンにバックアップしましょう!!
iTunes(Windows)でのバックアップと復元は常駐ソフト切りましょう!!!